答えてくれた人
高橋 遼さん(24)
博多千代店 店長 ※宗像市出身。最年少で店長に昇格
田島 司さん(48)
唐津店 店長 ※東京からUターンして転職
チャン フィ フンさん(29)
博多千代店 店長候補 ※夢はベトナム出店
いつもたくさんのファンでにぎわう「資さんうどん」。その舞台裏で、スタッフたちはどんな思いで働いているのか。なぜ仕事場としてそこを選び、どんな苦労を乗り越え、どんなやりがいを見つけているのか。データではわからない現場のリアル、「資さん」の素顔を、唐津店、博多千代店で活躍する3名に語り合ってもらった。
うどんってこんなに儲かるんだ!と驚いた
まずはそれぞれのご経歴を教えてください
- 高橋さん:
- 僕は17歳の時にアルバイトで「資さんうどん」で働き始めて、そのまま入社しました。
- 田島さん:
- 私は東京からのUターンです。職歴でいちばん長かったのは、アイススクリームショップの運営。ここに入る直前は、フィットネスジムのマネジメントをしていました。
- チャンさん:
- 僕は21歳の時に来日しました。「資さん」に入る前は、日本語学校に通いながら、ちゃんぽん屋でアルバイトをしていました。
「資さんうどん」を選んだ理由は?
- 高橋さん:
- 家から徒歩3分の場所に「資さんうどん」ができたんです。近いから軽い気持ちで入ったのがきっかけ。最初は長く働くつもりはなかったんですが、とても面倒見のいい、尊敬できる上司と出会いまして。その人にあこがれて入社したんです。
- 田島さん:
- 私はエージェントからの紹介です。飲食業も経験していたので、そのキャリアを活かせるかなと思ったのと、エージェントから「これから伸びる会社ですよ」と聞いたことが入社の決め手になりました。以前から「資さんうどん」には家族でよく食べに来ていて、まさか働くことになるなんて想像もしていなかったので、最初は不思議な感覚でしたね(笑)。
- チャンさん:
- 僕は学校から紹介してもらいました。するとバイトを始めて3日目に、「社員になって」と言われて、びっくり(笑)。まだ日本語は自信がなかったけど、「資さん」はいい人ばかり。みんなが助けてくれたので、いっしょにがんばっていきたいと思いました。
働いてみて、驚いたことは?
- 田島さん:
- いやー、率直に言って、うどんってこんなに儲かるんだなって、感心しましたね(笑)。以前働いていたアイスクリームの店より、収益率も断然高いし、とにかくお客様が多いです。スタッフ時代、新店に配属されたことがあったんですが、こんなに忙しいのか!と驚きました。エリアマネージャーまで応援に来てくれてましたから。
「資さん」の店長は、料理もつくる
入社前に不安だったことは?
- 田島さん:
- 私は料理ですね。「資さん」の店長は料理もつくるんです。私は飲食業の経験はありましたが、料理の経験はゼロ。自分にできるかなぁ?と最初は不安でしたが、やってみたら、意外とやれました(笑)。
- 高橋さん:
- 料理はマニュアルがありますからね。簡単ですよ。誰でもできると思います。
では、マニュアル通りにやれば、誰でも同じ味になるわけですね?
- 高橋さん:
- いやそこは、ちょっと違うんですよねぇ。麺のゆで方や湯切りの仕方にしても、人によって微妙な違いが出てくるんです。たぶんみんな、自分がつくったものが一番うまいと思っていると思いますよ(笑)。
- チャンさん:
- はい、ダシは、僕がしぼったダシがいちばんおいしいと思ってます!(笑)。
- 田島さん:
- ダシを入れてある寸胴鍋には、その日にしぼった人の名前が書いてあるんですよね。
- 高橋さん:
- そうそう。で、「今日のダシ、うまいね」とそのスタッフをほめてあげると、ものすごく喜んでくれます。
- チャンさん:
- エビの天ぷらは〇〇さんがいちばんきれいです!
- 高橋さん:
- 確かに(笑)。揚げ方は誰がいちばんきれいとか、これは誰がうまいとか。マニュアルはあるんだけど、みんな自信がある。そこも「資さん」のおもしろいところだと思いますね。
ブランドを守る責任。自分の店を作る喜び
働いていて、大変だなと思うことは?
- 高橋さん:
- 土日はすごい行列ができるんです。たくさんの人が店の入口で名前を書いて、待っていてくださっているのを見ると、期待に応えなきゃいけないというプレッシャーと、ブランドを守る責任を感じます。
- 田島さん:
- お客様にご満足いただくためには、スタッフが充足していないといけません。そのスタッフをいかに集めて、育てていくか、ということも、店長の大きな仕事なんですよ。でも人が集まりにくい立地もありますし、そこは苦労しますね。
- 高橋さん:
- 僕は20歳の時に店長になったので、スタッフは全員、年上ばかり。人を動かす大変さも痛感してきました。
- 田島さん:
- 自分たちより長く働いているスタッフもいますからね。その人たちをコントロールする難しさは、私も感じました。でも自分が店長になった以上、もっといい店にしていきたいという思いがある。人を動かし、育てるのは、難しいけれど、やりがいがあります。
店舗を運営していくうえで心がけていることは?
- 高橋さん:
- 僕は率先垂範のタイプ。みんなが嫌がることを自分がやる。自分が誰よりも動く。背中を見せることを大切にしてきました。あとは、仕事の段取りと優先順位を大事にすること。オペレーションでは誰にも負けなくないと思っています。
- 田島さん:
- 私はとにかく、スタッフと話します。なぜそうしてほしいのか、なぜそうしないといけないのかを、コミュニケーションしながら、わかってもらうまで伝えていきます。
店長によってスタイルが違う点がおもしろいですね。
- 高橋さん:
- 店づくりにマニュアルはありませんから。でも、主役はあくまでスタッフ。例えると、スタッフがアイドルで、僕はプロデューサーだと思っています(笑)。口ぐせは、「OKOK!大丈夫!」(笑)
- 田島さん:
- それは私も同じ。「OK!」は私もよく言ってますよ(笑)。店長はいちばん下で、みんなを支える役割だと思っています。
- 高橋さん:
- スタッフに楽しく働いてもらうことが大事。そのための雰囲気づくりも店長の重要な仕事だと思いますね。
チャンスをくれる会社。チャレンジできる社風
「資さんうどん」で働く魅力は?
- チャンさん:
- 「資さん」は、チャンスをくれます。僕は入って1年後に班長になりました。最初、僕は「ならない」って断っていたんです(苦笑)。日本語にあまり自信がなかったので、無理だろうと…。でも店長や課長が何回もすすめてくれたんです。
- 高橋さん:
- チャンスを活かすのは自分しだいだし、この会社は新しいことにもチャレンジさせてくれます。年に1回は、社長に直接提案できる場もあるんですよ。僕はその場で、「あの商品を入れたい!」と提案して、実現させてもらったこともあります。あと、人間的にも魅力的な上司が多いです。僕は人としてここで成長させてもらえたので、すごく感謝しています。
- 田島さん:
- 仕事の成果も、わかりやすい。月の売上、客数、原価率、人件費といった項目がいくつかあって、それぞれの目標に対して、今月はどうだったか、という成績がメールで送られてくるんですよ。
- 高橋さん:
- 店長にとっては、通知表が毎月送られてくるようなもの(笑)。あれはドキドキしますね(笑)。
- 田島さん:
- で、「資さん」は勝敗も好きなんですよね。数字が目標を上回っていたら「勝ち」。目標以下なら「負け」。何勝何敗だったのかというのを、半年ごとに店長が競い合う企画もあるんです。それが「資-1グランプリ」。
- 高橋さん:
- 僕は「資-1」で2回準優勝しました。賞金ももらえるのでうれしいし、はりあいがありますよ。
会社の成長とともに、休みも増えてきた
休日はいかがですか?店長はどれくらい休めるのですか?
- 田島さん:
- 僕はその点も不安でした。今は4週6休かな。意外と休めるなと思いましたが、前職と比べると、まだまだ少ないですね。でも、昔よりは増えているんですよね?
- 高橋さん:
- めちゃめちゃ増えましたよ。昔は正直、店長はなかなか休めませんでしたから。でも9月からはさらに増えるみたいですよ。
- 田島さん:
- え?ほんとに?
- 高橋さん:
- 4週8休になるみたいです。うれしいですよね。ただ、店長がどれだけ休めるかは、自分しだいという面もあるんですよ。たよれるスタッフが揃っていれば、休めますから。だから僕の究極の目標は、自分がいなくても業績があがる店を作ることなんです(笑)。
皆さんの休日の過ごし方は?
- 田島さん:
- 私はもともと北九州に家を持っていて、東京へは単身赴任だったんです。転職してからやっと家族と一緒に暮らせるようになったので、休日はもっぱら家族と過ごしています。あと、旅行も好きですね。
- 高橋さん:
- 僕は最近、ゲームにはまってます(笑)。好きなのは「ワンピース」。リーダーとして勉強にもなるんですよねー(笑)。
- チャンさん:
- 僕はサッカーが大好き。ベトナム人の仲間とチームを作ってプレイしています。ポジションはFW。自称、ベトナムのメッシです(笑)。
夢が持てる。不満や課題も、自分で変えればいい
今後の目標は?
- 田島さん:
- 私は今度、新店の唐津店を任せてもらえることになりました。そこで新しいチャレンジをするつもり。「資さんうどん」が大事にしてきた思いを、もっと浸透させた店にしたいんですよ。そのために新しい研修も入れました。そんなふうに、この会社はのびのびとやらせてもらえるし、自分の色が出せるのがいいですよね。
- 高橋さん:
- そう!だから僕は「資さんうどんの店長」という仕事が大好きなんですよ。自分のお店をつくるのは、やりがいがあるし、ものすごく気持ちがいい。だからずっとこの仕事を続けていきたいと思っています。
- チャンさん:
- 僕もいつか、店長になりたいです。そしてベトナム人の後輩を育てていきたい。夢は、ベトナムに「資さんうどん」の店を出すこと。社長に聞いたら、「考えている」と答えてくれました。そのときは僕が店長として行きます!(笑)。
ベトナムでも「資さんうどん」は成功しそうですか?
- チャンさん:
- ベトナムにはもう、他のうどんチェーンの店が出ています。けっこう人気みたい。僕は「資さんうどん」で働くまで、ラーメンがいちばんおいしいと思っていたけど(笑)、今は「資さん」のうどんがいちばんおいしい。だからベトナムの人達にも教えてあげたいです。
- 田島さん:
- そんなふうに、夢が持てるのもこの会社の魅力ですよね。「北九州の資さん」が、「日本の資さん」になって、さらには「世界の資さん」になるかもしれない。僕もいつか、もう1度、東京で力を試してみたいと思っているんですよ。東京に出店するときは、ぜひ手を挙げたいと思っています。
最後に、どんな人が「資さん」に向いているでしょう?
- 田島さん:
- ここは仕事の幅広いんです。経営、ホール、厨房、人の育成など、いろんなことに興味がある人がむいていると思いますね。あと、自分ですすんで行動できる人にはぴったり。まだまだ発展途上の会社ですから。不満や課題を感じても、自分で変えていけばいいんです。
- 高橋さん:
- スタッフの前職もいろいろですよ。焼肉、中華料理、アパレルで働いていた人もいます。以前、他のうどんチェーンで働いていた人もいましたが、「資さんのほうがやりがいがある」と言ってましたね。
それはなぜですか?
- 高橋さん:
- 「資さん」は、店長が1つの店舗経営を丸ごと任せてもらえるからです。だからのめりこめるし、経験ゼロからチャレンジしても、面白いんじゃないかなぁ。
- 田島さん:
- ですから新しい仲間にどんどん入ってほしい。そうしたら、今までになかった「資さんうどん」ができるかも。僕らも負けていられませんね!
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