答えてくれた人
株式会社アイキューブドシステムズ・製品開発運用本部/プラットフォーム運用部/部長
田﨑大輔さん 2014年入社
愛知県出身 情報生産システム研究科修士課程修了
株式会社アイキューブドシステムズ・製品開発運用本部/製品開発部/製品企画課/プログラムマネージャー
石橋美里さん 2019年入社
埼玉県出身 情報コミュニケーション学部卒業
まずは、これまでの職歴からうかがいます。
- 田﨑さん:
- 精密機器メーカーのシステム部門で、駅の改札機や精算機などの組込ソフトを開発していました。設計から実装、テストまで、工程全般を任されていました。
- 石橋さん:
- 新卒で東京の保険会社直系のSIerに就職し、SEとして開発経験を積んだ後、4年前に夫の地元・福岡に転居してSES事業の会社に入社しました。当社に転職したのは2019年の秋です。
転職を考えるようになった背景について教えてください。
- 田﨑さん:
- 生まれは愛知ですが、大学院から初めて住んだ九州にすっかりなじんでしまって。妻は北九州の人ですし、就職先の職場も九州でした。ところが組織変更で滋賀に異動。親類縁者がいない中で子育てするのが辛く、子どもが幼稚園に入るタイミングで九州に戻ろう、と。
- 石橋さん:
- 私と似てますね(笑)。私の場合は下の子が生まれた頃、商社勤務だった夫が海外勤務になりそうになり、2人の子育てを考えるとちょっと厳しいかなと思ったんです。そんな時、夫がふと「福岡に帰ろうか」と。夫はもしかしたらそこまで本気ではなかったのかもしれないですが(笑)、私のほうが「それ、めっちゃいい!」とグッときちゃって(笑)。夫と私で同時に転職活動を始めて、幸運なことに2人とも転職先も決まり、言い出した数カ月後には転居が決まりました。私は埼玉生まれでずっと関東で生きていましたが、以前から何度か福岡を訪れるうちに、「福岡で子育てするのもいいな」と思っていたので。
そうなんですね(笑)。御社を選ばれた決め手は?
- 田﨑さん:
- スピード感ですね。一次面接が終わった直後、「では次の面接官が来ますので」と。まず技術のリーダー、次に本部長、そして社長と、4段階の選考プロセスがなんと1日で終了(※編集部注:今は違うそうです)。これには驚きました。もともと、コーポレートサイトを見て新しい技術に積極的にトライする姿勢に惹かれていたので、これだけスピードがある会社なら新技術への対応が速いエンジニアが集まっているだろう、そこに加わりたいな、と。MDMの将来性も魅力でした。ちなみに選考については、会社の現況にあわせて変化させており、今はいくつかのフェーズに分けて面接を行っています。
- 石橋さん:
-
私はリモート勤務ができるかどうか、が条件でした。前の会社も子育てに理解があり、手厚くサポートしていただきましたが、2人の子育てと常駐先への出勤の両立はやはり無理があると感じてしまって…。 その点、当社はコロナ以前から働き方が柔軟で、製品開発部では当時からリモート勤務の方もいたそうです。
また、ちょうど上場を控えていた時期で、最初の会社で積んでいた大手ならではの仕組み化や上場企業ならではの煩雑な手続きに関する業務経験を評価していただけたのも大きかったですね。
現在の職種と、その役割を教えてください。
- 田﨑さん:
- 職種はプラットフォームエンジニア、役割を一口で言えば、サーバーの運用管理と保全、サーバー環境のブラッシュアップといったところでしょうか。
- 石橋さん:
- 私はプログラムマネージャー、といっても役割を短く言うのは難しいのですが…
- 石橋さん:
- 製品開発部には現在社外のパートナー様を含めて40名近いエンジニアがいて、常時30件ほどの開発プロジェクトが動いています。その取りまとめを担うのがプログラムマネージャーです。プロジェクトの進捗管理、新規プロジェクトのアサイン検討、パートナーと呼んでいる外部エンジニアさんとの契約等の事務手続きなど、いろんな目配りが必要なポジションです。どうすればエンジニアが開発に専念できる環境を整えられるか、常に考えています。
- 田﨑さん:
- 少し補足させてもらうと、「プログラムを組む」のプログラムではなくて、開発プロジェクトの全体統括、ですね。以前は開発部のリーダーが兼務していたのですが、案件が増える一方なので管理が追いつかず、社内にプロジェクトを横断して管理するチームを発足させることに。石橋さんはその最初の専任メンバーです。
- 石橋さん:
- 今もまだ、上司のほかには私一人です(笑)
なるほど、監督というかディレクター的な立ち位置ですね。田﨑さんのお仕事内容もお聞かせ願えますか。
- 田﨑さん:
- 運用コスト削減やシステムのバージョンアップなど、プラットフォーム運用部のミッションはいろいろありますが、最大の使命は「CLOMOのシステムを絶対に止めないこと」。夜間や土日にアラートが鳴ることもあるので、交代で対応しています。休日に当番が回ってくるときには、週末であってもリュックの中にノートPCを忍ばせて出かけます。
それでは次に、今まででいちばん心に残るお仕事を教えてください。
- 石橋さん:
- プロジェクトレポートの改善でしょうか。毎週木曜日に開く進捗会議に各プロジェクトのリーダーが提出するレポートがあるのですが、以前は記載内容がまちまちで状況や課題が見えにくかったんですね。そこでフォーマットを整理し、個別に記載内容の助言を加えたり、お願いもずいぶんしました。本部長から「おかげで、会議で全体が見えやすくなった」と言ってもらえて、ああ少しはお役に立てたのかな、と思いました。
- 田﨑さん:
-
少しどころか、石橋さんはその功績で2020年6月のバリュー表彰を受賞されましたよ。
自分の話になりますが、実はうちの部も、コスト削減の施策で社長賞を受賞したことがあります。サーバーアプリケーションで使う言語やフレームワークをバージョンアップし、サーバーの台数を大きく減らしてコスト削減につなげた努力を評価してもらえました。最近もコンテナ管理を仮想マシンベースのシステムからGoogleが設計したKubernatesに変えてコストをさらに削減するなど、試行錯誤を重ねています。
社長賞、いいですね。それも含めて、この会社の魅力は?
- 田﨑さん:
- 柔軟な働き方を認めてくれる姿勢はすごいと思いますね。今は全社リモート体制ですが、コロナが始まる前からチャット1本で当日でもリモートOKでした。子どもが急に熱を出した、といったケースです。男性の育休取得者もいます。
- 石橋さん:
- 働きやすさへの配慮も細かいですよね。在宅勤務手当の支給開始も全社リモート開始とほぼ同時でしたし、去年の春先にはいち早く会社でマスクを一括購入し、希望者に配布。自宅で封筒を開けたらマスクが20枚も…感激しました。どこにも売ってなくて途方に暮れた時期でしたから。あと勉強会など、個々のスキルアップに向けたサポートも本当に手厚い。
勉強会にはどんなものがあるんですか?
- 田﨑さん:
- そもそも当社は職種に関係なく知的探求心が旺盛な人が集まっていて、開発部門の場合は各々がテーマを持ち寄って毎週のように勉強会を開いています。つまり会社が設定するオフィシャルな勉強会というより、自発的にやってるんですね。ウチらしいなと思うのは、そういう自発的な勉強会も業務として認められること。夕方や土日とかではなく、就業時間中に堂々とやってます(笑)。開発以外でも同様で、たいていは業務として認められ、経費のサポートもあります。
- 石橋さん:
- 私もプロジェクトマネジメント関連の勉強会を主催したことがありますし、勉強会で教わったブラウザの自動操作の知見が、事務作業の自動化に役立ちました。あと勉強会は技術的なテーマだけでなく、英語を学ぶEnglish Power Lunchというのもあって、私もできるだけ参加するようにしています。リモートワークに入ってからはお休みがちですが…(笑)
- 田﨑さん:
- 会社レベルでいうと、GoogleやMicrosoftが主宰する海外でのカンファレンスにも毎年何人も送り出していて、私も参加したことがあります。今はオンライン開催になっていますが、いずれ現地開催が復活したらまた行けるようになるかもしれないですね。それとは別に、外部にも公開している技術ブログというのがあって、エンジニアが主体となって更新しています。私も引き続き、どんどん更新するつもりです。
- 石橋さん:
- スキルアップや働き方に限らず、いろんな角度から社員を応援する会社であることは間違いないですね。
魅力を語りだすとキリがなさそうですね。石橋さん、福岡の住み心地はいかがですか?
- 石橋さん:
- 今回のインタビューの前にここ数年の自分を振り返ってみましたが、福岡に来て当社を選んだことにまったく後悔はないなと、あらためてハッキリわかりました。コロナで自粛中といっても、クルマで山にも海にもすぐ行けます。最近、百道の海で夫と子どもが釣りを始めたのですが、こういう子ども時代を過ごせるって本当にいいなと、福岡の良さをしみじみ実感しています。
- 田﨑さん:
- 自分は海には長いこと行ってませんね(笑)。休日は家でのんびり過ごします。5年前、33歳の時に建てた一戸建てです。南区の比較的中心部に近いエリアです。
- 石橋さん:
- 田﨑さんはご自宅で猫ちゃんを2匹飼っていて、リモート会議の時に画面を横切ったりするんですよ(笑)。それを見て、私もいつか飼いたいなーなんて思うようになりました。
話題は尽きませんが、最後に、今後の目標をお願いします。
- 石橋さん:
- プログラムマネージャーとしての専門性をもっと高めたいですね。その意味で、PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)資格の取得に挑戦中です。昨年一度失敗したので、今年こそリベンジするつもり。近いうちにコーチングの勉強も始めたいですね。
- 田﨑さん:
- 今の私はマネジメントも技術対応も担うプレイングマネージャーですが、マネジメントの比率を高めて個々のスキルを引き上げ、より強いチームにしたいと思っています。とはいえ、マネジメントだけじゃ面白くない。これからも常にエンジニアであり続けたいです。
貴重なお話ありがとうございました!
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