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債権回収業務が法務省より許可を受けた民間企業に解禁された1999年。「オール沖縄」を掛け声に、沖縄県の金融機関を株主として、株式会社沖縄債権回収サービス(通称:おきなわサービサー)は誕生しました。地域金融機関を横断して債権回収事業を行うのは、全国でも同社のみ。それゆえの突き詰めた地域密着が強みです。一般的に「債権回収」と聞くと、ステレオタイプの取り立て屋を想起しますが、実情そういった業務は全くありません。それどころか、債務を抱えた顧客にどこまでも寄り添い、考え、ともに汗をかく。そんな、<カウンセリングマインド>を重視した事業展開・経営を行っています。
- 突き動かすのは、再出発を願う強い気持ち。
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サービサーとして顧客と向き合う中で、何より大切にしているカウンセリングマインド。相対する顧客は、何らかの事情により債務を抱えていることがほとんどです。しかしながら債務を回収するだけでは、彼らが抱える課題の根本的解決には至りません。顧客と対話を重ねて現実的な返済計画をご提案するとともに、顧客の課題解決のために悩み、奔走するのが同社の考えるカウンセリングマインドです。ときには顧客の問題の解決のため、関係先とのハードな交渉で修羅場をも乗り越えてきたという同社の社員を突き動かす原動力とは、一体何なのか?
一念発起した事業や計画が失敗したとて、人生の失敗ではありません。だからこそ、顧客としての責任を負いながらも彼らが再出発する、その背中を押したいと強く思うのだそうです。『サービサーの使命とは、お客様のリスタートの後押しである』設立当初から揺らぐことのないカウンセリングマインドの信念は、社員全員の行動起点になっています。
- ひとに寄り添うことのできる、ひとをつくる。
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設立当時から力を入れるのは人材育成。創業3年目には国家資格取得チャレンジ制度を創設しました。これは税理士、会計士、弁護士、中小企業診断士などの国家資格を働きながら取得できるというもの。費用負担はもちろん、試験勉強のための休暇まであるというから驚きです。現在までに弁護士が2名誕生、その他国家資格でも多数合格者が出ており、社員は存分に自己研鑽に励むことができる環境です。こうしたキャリア形成を重視した人事制度設計に加えて、働きやすさを考慮した制度も整えている同社。例えば、第1、または第3金曜に有給休暇の半日取得を推奨し、午前勤務のみで退社とする「スーパープレミアムフライデー」。自己目標体重に到達した社員には、「ダイエット報酬金」が支給されるなど、ユニークな制度が多いのも特徴です。それら全て、社員を最大のステークホルダーとする同社ならではの考え方。従業員満足が顧客満足に直結するからこそ、まずは会社として社員に寄り添う姿勢を大切にしているといいます。
- 目指すのは、プレイング・デザイナー。
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資格取得支援はキャリア形成に加え、会社としての進化を見据えたもの。2013年には事業再生室(現:ソリューションビジネス部)を設置し、債権管理事業の裾野の広さを活かした新事業を立ち上げました。M&Aや経営改善の相談窓口として、企業のコンサルテーションを行う事業部です。企業が課題や問題を抱えた場合、外部の税理士や会計士、弁護士などに、各士業へ個別に相談することになることがあります。同社では資格を持った人材が社内に育っているため、ワンストップで問題を解決し、即座に提案できる強みがあります。債権管理事業で培ってきたノウハウと、のびのびと成長した人材を最大限に掛け合わせた、まさに同社にしか為せない事業。
願うは「顧客の抱える多様な課題に対して、適確かつ実効性の高いソリユーションを提案し、顧客の問題解決のための力になる」こと。だからこそ、ただ机上で解決策を提示するのではなく、ともに悩み、汗を流す。企業理念の『ソリューションデザイナー』という呼称は、この思いを顕著に表す言葉なのです。
会社概要
- 株式会社沖縄債権回収サービス
所在地 | 沖縄県那覇市西1-19-7 |
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URL | https://okinawa-svc.co.jp/ |
代表者 | 宮城 博 |
資本金 | 10億5,000万円 |
設立 | 1999年8月 |
従業員数 | 77名 |