- 全国3500社に選ばれた「CLOMO」の開発思想とは?
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日本のMDM市場で12年連続首位*¹。これがアイキューブドシステムズの実力です。
2020年7月には東証マザーズへの上場も果たしています(現在はグロース市場上場)。この実績だけ見ると、いかにも上昇志向の強いギラギラしたタイプの企業と思われがちですが、それは大きな誤解。人の役に立つことが何よりうれしいと思う謙虚で真面目な姿勢と、挑戦を楽しむベンチャーマインドをバランスよく兼ね備えたIT企業。それが同社の素顔です。どういうことか、順を追って説明しましょう。
*¹…ミック経済研究所「ミックITリポート2020年12月号」による
MDM(Mobile Device Management)とは、スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイス管理サービスの総称です。端末の設定、使用状況の管理、セキュリティ設定など、幅広い機能を備えた同社のモバイル管理のためのSaaS*²「CLOMO(クロモ)」は、ローンチ初年度の2011年に早くもシェアトップに立ち、頻繁な機能更新を重ねながら首位を快走。伸びる一方の契約数は大手企業を中心に3500社を超えています(2021年12月現在)。
*²SaaS(Software as a Service)
…クラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネット経由してユーザーが利用できるサービス - 「モバイル×クラウド」の技術を磨き、多様な働き方をサポート
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同社コーポレート・コミュニケーション室の山田室長によれば、同社の事業ドメインは創業者でもある佐々木社長の長いキャリアの中で徐々に形になったものだとか。
「社長は前職のSIer時代も含めて、多くの企業と向き合ってきています。さまざまな組織や職場の課題と向き合っていく中で、多くの会社の業務や職場環境の改善を支援していきたいという思いを抱くようになっていったようです。」
とはいえ、私たちが血気盛んな時期を経て徐々に大人になったように、同社にもベンチャーらしい“背伸び盛り”の時期があったそうです。数年前のこと。無理がたたって退職者が相次ぎ、業績も低調に。そこで同社では、まず業務を細かく分析して交通整理。厳格な「無理しない」ルールのもとで計画的に業務を進められる仕組みを構築したところ、1人あたりの残業が月平均10時間以下に激減。業績も回復しました。
CLOMOに紐づく多彩な機能のひとつ、働き方改革に意欲的に取り組む企業が導入に前向きな「ワーク・スマート」には、同社自身の働き方改革の成功体験が色濃く反映されています。
- 「ベストカンパニー」にも選ばれた充実のワークライフバランス
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社員の働きやすさや「学ぶ環境」の充実に向けた努力も継続的に行っています。部門横断の自発的な勉強会を勤務時間中に開催するのもOKで、今はオンライン主体ですがコロナ禍以前は海外のカンファレンスにも毎年社員を派遣しています。また社長表彰やバリュー表彰など「成果を出した人をみんなで讃える」カルチャーも同社らしさのひとつです。
リモート勤務をはじめ、柔軟な働き方ができるよう、コロナ以前からインフラを整備。
現在はほぼフルリモート体制で、関東エリアなど他県在住の社員も年々増えているとか。
また多様な働き方のサポートを目指す会社だけに、多様な個性とバックボーンを持つ人材の積極採用を続けていて、外国人社員も複数活躍中。以前は多くはなかった女性社員比率は現在35%程度に達し、女性はもちろん男性社員の育休取得者も出ています。2021年には国際的な調査機関が主宰する『働きがいのある会社ランキング』でベストカンパニーに認定されました。
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背伸び盛りを過ぎ、バランス感覚に優れた大人の企業として新たな成長フェーズに入った同社。最後に、今後の同社で活躍できる人材像を室長に聞いてみました。
「メンバーシップを意識して自立・自走できる人、でしょうか。実際、自分はこういう分野が得意だから、当社ならもっと伸ばせる、そんな発想で入社した人ほど成果を出し、自らの成長につなげています」
成長意欲の高い人ほど、見過ごすには惜しいチャンスが、ここにあります。
会社概要
- 株式会社アイキューブドシステムズ
所在地 | 福岡市中央区天神4-1-37 |
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URL | https://www.i3-systems.com/ |
代表者 | 佐々木 勉 |
資本金 | 4億504万円(2022年9月30日時点) |
設立 | 2001年9月 |
従業員数 | 99名 |